エサシノシゲジロウ にしん二匹(えさしのしげじろう にしんにひき)

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番号 4266 種別 昔話

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AT分類 -

執筆者名 万里庵耕 編者名 吉田三郎
書名・誌名 男鹿こぼれだね
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 秋田文化出版社
発行年月日 1977年1月20日 発行年(西暦) 1977年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 4 終了頁 5
文体 通行体
冒頭文 シゲジロウも何しろその日ぐらしの漁師で、海の荒る季節になると、遊んでいる訳にもゆかず、地主の親方さ働きに行くのであった。
結末文 それで親方は二の句も出ずだまってしまったという話だし。

あらすじ シゲジロウはその日ぐらしの漁師だったので、地主の親方のところにも働きにいった。ところがその親方はケチで、シゲジロウや他の使用人には大根や麦のカテ飯ばかり食べさせた。ある日ニシンがおかずに出たが、親方は二匹、シゲジロウは一匹だった。そこでシゲジロウはそばを通った猫を叩いた。親方がわけを聞くと、「猫がニシンを一匹盗んでいった。証拠にオラの皿にはニシンが一匹しかない」と言った。
追記 戦後万里庵と名乗る一人の放浪青年が尋ね来り、畑に手伝えながら、私宅を根城に男鹿半島を野宿しながら巡り歩いた今菅江真澄みたいな人だった。その時私に書残して行ったのが左記の民話だけでした。
その他 わたし(万里庵)が男鹿半島を放浪した節、村々のヂサマやバサマの口から聞かされたのが、このエサシのシゲジロウの話でした。
彼は明治のはじめ、北海道江差郡の或る漁村に実在していたといわれます。男鹿の人々は若者や壮老年に至るまで、特に南磯北磯のどの部落も八割以上が一年の大半を北海道への出稼ぎで暮しています。その人たちが一日のはげしい労働が終ったあとで、一升どっくりの酒に、そのつかれた体をやすませながら談笑するとき、必ずと言ってよいくらい話題になるのが、このシゲジロウの話だったそうである。

地域(原文に書かれている地域名) -
地域(現地名) 男鹿市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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