エサシノシゲジロウ 小鳥(えさしのしげじろうことり)

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番号 4265 種別 昔話

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AT分類 -

執筆者名 万里庵耕 編者名 吉田三郎
書名・誌名 男鹿こぼれだね
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 秋田文化出版社
発行年月日 1977年1月20日 発行年(西暦) 1977年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 2 終了頁 4
文体 通行体
冒頭文 うららかな午後、シゲジロウは道をぶらりぶらり歩いていると、向うから、ぴんとひげをはやした村では嫌われものの巡査がいばってやって来たど。
結末文 それがすぐ村中に知れ渡り、流石のひげの巡査も、村の子供だちからまで、ベゴの糞巡査と後指を差されて笑われたという話である。

あらすじ  シゲジロウが歩いていると、向こうから巡査が来た。それを見てシゲジロウは咄嗟にかぶっていた笠を地面に伏せた。巡査がわけを訪ねると、シゲジロウは、珍しい鳥を捕まえたから、巡査に鳥を捕まえるのを手伝ってくれと言った。巡査が笠の間に手を入れて何かつかんだと思ったら、馬の糞だった。巡査は怒ったが、シゲジロウは「糞と鳥を見間違えた」と言って詫びた。糞と鳥の区別もつかない馬鹿者だと巡査は許したが、この巡査は子どもたちからも「ベゴの糞巡査」と笑われることになった。
追記 戦後万里庵と名乗る一人の放浪青年が尋ね来り、畑に手伝えながら、私宅を根城に男鹿半島を野宿しながら巡り歩いた今菅江真澄みたいな人だった。その時私に書残して行ったのが左記の民話だけでした。
その他 わたし(万里庵)が男鹿半島を放浪した節、村々のヂサマやバサマの口から聞かされたのが、このエサシのシゲジロウの話でした。
彼は明治のはじめ、北海道江差郡の或る漁村に実在していたといわれます。男鹿の人々は若者や壮老年に至るまで、特に南磯北磯のどの部落も八割以上が一年の大半を北海道への出稼ぎで暮しています。その人たちが一日のはげしい労働が終ったあとで、一升どっくりの酒に、そのつかれた体をやすませながら談笑するとき、必ずと言ってよいくらい話題になるのが、このシゲジロウの話だったそうである。

地域(原文に書かれている地域名) -
地域(現地名) 男鹿市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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