地図

類似

神話(しんわ)

詳細情報

番号 4370 種別 伝説

  大分類 中分類 小分類 番号
日本伝説名彙 岩の部・水の部・塚の部・坂 - - -
日本伝説大系 文化叙事伝説 精霊 八郎太郎 -
日本昔話名彙 - - - -
日本昔話大成 - - - -
日本昔話通観 - - - -
世間話 - - - -
AT分類 -

執筆者名 - 編者名 千葉源之助 堀川淸一
書名・誌名 田澤湖案内
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 宮本長重郎
発行年月日 明治44年10月17日 発行年(西暦) 1911年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 59 終了頁 63
文体 文語体
冒頭文 往古仙北郡院内村神成澤(現今神代村領)に三之丞なる家ありて一人娘辰子(一説には常光坊の子と娘、■鶴又は金鶴あり)棲めり、この娘天成の美人にて、嬋娟たる容顔、玉よりも麗はしく、嬌娜たる姿態、花より艶やかなりしかば里人共は天上の神女、下界に降臨したるものならん、など言ひはやせば、辰子自らも己が容色の美にあこがれ、いつ迄もこのやさしき面影の變らであれかしと思へども、回りにめくる歳月の數重ならば、あたら名花の色香も、いつしか褪せ尽して、終には衰残凋落の果敢なき運命に遭ふ日の來らでやは、いといと口惜しき限りにこそあれ、いでや霊顕いやつこなる我が氏神大蔵山観世音菩薩の御懐にいたかれて、神の御子と爲り、二八の儘の麗容艶姿をば永へに保たればやと思ひ立ち、毎夜深更、
結末文 泣く泣く家に立ち帰りしが其後辰子の誓言に違はず、客來にてもある時母は求めんとする、鮮魚數に應じて水屋の槽中に発刺として躍り來るを常ろせり、されば母はいとしき娘を失ひたれども、之れによりて晩年を安らかに送りて世を去りけるとぞ。

あらすじ 辰子は院内村神成沢、三之丞の一人娘だった。辰子は大変美しく、自分でもこの美しさを
ずっと保ちたいと考え、大蔵山観音に毎晩お参りにいった。ある日神様の神託が出て、山の北に泉があり、そこの水を飲むと願いが叶えられるということだった。
 春になって、辰子は友達とワラビを取りに行った。水辺に魚が泳いでおり、辰子は思わず食べてしまった。すると非常に喉が渇き、近くの泉の水を思い切り飲んだところ、いつの間にか龍になって、湖に住むようになった。辰子の母親は夜たいまつを持って辰子を探しに来たが、辰子は既に人の姿に変わることはないという。辰子は母親にせめて魚を贈りたいと言い、母親が投げたたいまつは湖の中に入って魚になった。これが木の尻鱒で今はクニマスと呼ばれている。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) 仙北郡
地域(現地名) 仙北市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

PDF -