心願叶って神竜と化す(しんがんねがってしんりゅうとかす)

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番号 1836 種別 伝説

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AT分類 -

執筆者名 - 編者名 -
書名・誌名 辰子姫と八郎太郎 伝説の田沢湖
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 東奥文化会
発行年月日 昭和40年1月15日 発行年(西暦) 1965年
所蔵先 -
開始頁 5 終了頁 7
文体 通行体
冒頭文 そして、何日かたったある日、近所の娘たち三人をさそい、山菜とりにいくと云ってなにげなく家を出た。
結末文 こうして谷が埋れて漫々と水を湛えた湖水が現れ、世に稀なほど美しかった辰子は、蛇体となって、遂にこの湖の底に姿を消していったのである。

あらすじ 何日かたったある日、近所の娘たち三人をさそい、山菜とりに行くといって家を出た。今日こそ願いを叶えるために行くのである。太陽も高くなり、三人の娘たちは疲れ切って寝てしまった。辰子は一人で森の奥へ分け入り、とある小森できれいな小川を見つけ、見たこともない珍しい魚が泳いでいた。数匹を掬い上げ、三人の娘たちと食べようと、さっそく焼きはじめた。そのにおいはおいしそうで、つい一匹食べてしまった。その味の良いことはたとえようもなく、全部食べてしまった。すると、急にのどが渇き、我慢できないほどだった。水を求めて辰子は、夢中になって谷間を駆け下り、更に深く谷間へ下りていくと、湧き出ている泉が眼に映った。一口飲んでものどの渇きは増すばかり。ついには青い苔岩の上に腹ばいになって、唇を泉につけて枯れよとばかりに飲み続けているうちに、みるみるうちに辰子の美しい姿が、岩の上に腹ばいになったまま、怖ろしい蛇體に変わっていった。すると、麗らかだった春の日が曇り、天地も裂けるかのような稲妻、篠をつくような雨がふり、山は崩れ、谷は裂け、山は見る間に変わっていった。漫々と水を湛えた湖水が現れ、辰子はこの湖の底に姿を消した。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) -
地域(現地名) 仙北市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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