秋田は、古くから豊かな米どころとして知られ、その歴史は日本酒の醸造と深く結びついています。しかしながら、大正時代頃までは、秋田でも灘や伏見の酒が一流とされいました。明治以降、秋田の酒造りにおいては、近代化が進む中で、酒造家たちは積極的に新しい技術を導入し、酒質の向上に努め、品評会で上位に入賞する酒が次々を作り出されました。。
本展では、秋田の酒造りに貢献した伊藤恭之助、伊藤仁右衛門、伊藤忠吉、花岡正庸の果たした役割や秋田の酒作りの歴史を紹介します。

展示構成
- 日本酒の歴史
- 伊藤恭之助
- 伊藤仁右衛門
- 伊藤忠吉
- 花岡正庸
- 秋田の酵母と米
- 日本酒の製造工程
主な展示資料
総資料点数(概数)約30点
- 古い日本酒造りの道具(館蔵)
- 酒造好適米の乾燥稲穂(秋田県立農業科学館)
- 酒造好適米の玄米と精米(秋田県総合食品研究センター)
- 秋田県が開発した酵母とそれらを使用した日本酒(秋田県総合食品研究センター)
- 日本酒造りに関わる画像、動画(秋田銘醸株式会社、秋田清酒株式会社、両関酒造株式会社)



関連イベント
特別講演会
演題:「秋田の酒造りの魅力 ―酒米開発の歩みと清酒文化―」
講師:髙橋 仁 氏(清酒製造アドバイザー/元秋田県総合食品研究センター所長)
開催日:2025年10月26日(日曜日)
時間:13時30分から15時まで
場所:本館1階 講堂
定員:80名 参加無料
事前申し込みが必要となります。