展示概要

菅江真澄は秋田に定住するようになってからの後年、旅の集大成として地誌編纂に取り組みました。それまでの著作であった日記形式から地誌形式への転換はスムーズに行われたわけではなく、真澄と言えども試行錯誤を繰り返したことが、現存する資料から読み取ることができます。
真澄の地誌は、全国的な地誌編纂の流れの中に位置づけることができます。真澄は当初、秋田六郡の地誌編纂の計画を立てました。しかし、実際に完成したのは平鹿郡全十四巻だけで、次に取り組んだ仙北郡の地誌の完成間近に真澄は亡くなってしまいました。
展示では、真澄の地誌編纂の計画から編纂までの全体像を紹介するとともに、地誌の草稿、地誌に関わる文書や文献を紹介するなど、真澄による地誌編纂の有様の一端を紹介します。

展示期間

2012年7月7日(土曜日)から2012年8月26日(日曜日)まで

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