真澄酒物語 真澄と酒を巡る話

展示概要

「酒」は人類の歴史上、古くからその存在が確認されています。古来より人は、酒を飲むほどに心がやわらぎ、他者との語らいが滑らかで楽しいものになることに気付くとともに、自然を司る神々へ感謝を伝え、日々の生活の平穏を祈るための捧げ物としての価値を酒に見出してきました。当然、人と酒との関係は深く、生活の中のあらゆる場面において、酒は人のすぐそばにいつもありました。
真澄は各地を旅して歩き、人々の生活の様子をつぶさに記録しました。その中には、酒にまつわるものも多く含まれています。本展では、江戸時代後期、人々がどのように酒と関わっていたのか、土地土地に残された酒にまつわるエピソードには、どのようなものがあったのかを、真澄の視点を通して紹介します。
真澄が記録した酒にまつわる様々な「物語」を、古くから米どころ・酒どころとして知られる、ここ秋田の地で楽しんで頂ければ幸いです。

写真:地誌『月の出羽路 仙北郡』
地誌『月の出羽路 仙北郡』第5巻
写真:酒樽
 酒樽
写真:日記『男鹿の寒風』
日記『えみしのさえき』
写真:日記『えみしのさえき』
日記『男鹿の寒風』

展示期間

2020年7月18日(土曜日)から2020年9月6日(日曜日)まで

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