地誌『雪の出羽路平鹿郡』を読む 第2期

展示概要

真澄は1824年(文政7年)から1829年(文政12年)にかけて秋田藩内の地誌編纂に取り組みました。この地誌編纂は、それまでの旅の中で得た知識や経験を十分に生かすことのできる、真澄にとって集大成ともいえる事業でした。秋田藩六郡(雄勝郡・平鹿郡・仙北郡・河辺郡・秋田郡・山本郡)の中から、藩の援助を受けて正式に地誌編纂をスタートさせたのが本展で紹介する『雪の出羽路平鹿郡』です。これは現在の横手市に関する内容を全14巻にまとめた著作で、真澄が計画した地誌の中で唯一、完成をみたものです。
展示では地誌に記された内容からいくつかを抽出して、第1期・第2期の2回に分けて紹介します。第2期ではかつての横手・平鹿地域旧8市町村から旧大森町・旧雄物川町・旧十文字町・旧増田町の4町を取り上げます。本展が『雪の出羽路平鹿郡』の魅力を知るきっかけとなれば幸いです。

展示期間

2022年10月22日(土曜日)から12月11日(日曜日)まで

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