田根森の根っこ(たねもりのねっこ)

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番号 1974 種別 伝説

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AT分類 -

執筆者名 黒沢せいこ 編者名 はたはた編集部
書名・誌名 横手盆地のむかしっこ
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 はたはた編集部
発行年月日 平成14年4月20日 発行年(西暦) 2002年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 81 終了頁 83
文体 方言
冒頭文 むが~し、昔。
結末文 とっぴんぱらりのぷう。

あらすじ 昔、大雄村の田根森の辺りは野原で薪を集めるのに苦労した。ある冬、田根森にみすぼらしい坊様が訪れ、ある家でご飯を頼んだ。その家の主人は人が悪く、今煮ている芋は石芋と言い固くて暫く食べられない、と坊さんを追い返した。坊さんが隣の家を訪れると主人は親切に迎え、雑炊をご馳走してくれた上、坊様を泊めてくれた。夜になると囲炉裏の火が小さくなり寒くて我慢できない。坊様が柴を燃やしてくれ、と頼むと主人は、寒い目をさせて申し訳ないが、この辺りは山から遠く、薪に困っている。と言い、最後の柴を囲炉裏にくべ、あとは一晩震えて過ごした。翌日坊様はもてなしに礼を言い、春になったら裏の荒れ地を掘ってみろ、と言い旅立った。春、主人が裏庭を掘ってみると、黒いボロボロしたものしか出てこない。疲れた、と藁や木くずに火を付け一休みすると、黒い土にも火が付き暖かい。それから燃える土のおかげで冬の間、薪に困らなくなった。また、芋を煮ていた隣の家では芋が煮えたか、と箸を刺しても石のように固く芋が煮えなくなった。坊様は弘法大師で、それ以来燃える土を「田根森根っこ」と呼んだ。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) -
地域(現地名) 橫手市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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