孔雀石

受入番号
地キ20
資料名
孔雀石
展示の有無
法量
15×15×8㎝
採集地
大仙市協和 荒川鉱山
英語名
Malachite
標本分類
鉱物
地質時代
新第三紀中新世(鉱床形成時期)
資料解説
孔雀石は水酸基を含む炭酸銅で、緑色の顔料として古来から使用されてきました。銅鉱床の上部で銅の鉱石が風化残留作用を受けてできた、二次鉱物です。針状の結晶になることもありますが、荒川鉱山産のこの標本は皮膜状であり、溶液中で沈殿したことを示す縞模様をもっています。
 荒川鉱山は、江戸時代初期に発見された浅熱水性鉱脈型鉱床で、初期は銀山、のちに我が国有数の銅山として発展し、「三角式黄銅鉱」の産地として世界的に有名でしたが、昭和35年に休山しました。