短刀 銘天野藤原高真作

受入番号
工コ145
資料名
短刀 銘天野藤原高真作
展示の有無
法量
長さ31.8㎝ 反り0.8㎝ 目釘穴1個
材質・技法・形状
制作年代
1864年(元治元年)
作成地
秋田県秋田市
作成者
高真(たかざね・生没年不明)
資料解説
この短刀は秋田県秋田市保戸野の刀工(刀を作る職人)高真が作りました。高真は秋田市土崎に剣道場を開くほどの剣士でしたが、のちに保戸野に移って刀工となりました。秋田藩の重臣であった渋江氏に仕え、文久2年(1862年)から明治3年(1870年)まで刀を作っています。この短刀には魔除けを意味すると考えられる梵字(ぼんじ・神仏を表した文字)と三鈷剣(さんこけん・不動明王が右手に持つ剣)が彫られ、また「元治元年吉日」という銘(めい・刀に彫られた製作者名や製作年月)から1864年の製作ということがわかります。