角館春慶塗 木具膳

受入番号
工コ268
資料名
角館春慶塗 木具膳
展示の有無
法量
幅26.0㎝ 高さ7.0㎝
材質・技法・形状
木・漆
制作年代
明治時代
作成地
秋田県仙北市
資料解説
これは角館春慶の木具膳(きぐぜん・足の付いた四角い盆)です。角館春慶はお膳や盆などの日用品が多く、赤みがかった色合いと木目の美しさが出るように透明度のある漆(ウルシの木の幹からとれる樹液)を塗るのが特徴といわれています。江戸時代に仙北市角館町の長八(ちょうはち・生年不明~1799年)がはじめたといわれていることから「長八塗」とも呼ばれていました。最後に技術を継承していた平瀬貞吉(ひらせていきち・1906年~1937年)が亡くなったことで角館春慶の生産は絶えてしまいました。