- 受入番号
- 工コ48
- 資料名
- 木目銅 花器
- 法量
- 高さ42.2cm 最大径15.6cm 口径4.2cm
- 材質・技法・形状
- 金属
- 制作年代
- 昭和40年代
- 作成地
- 秋田県秋田市
- 作成者
- 進藤鐵治(しんどう てつじ・1894年~1983年)
- 資料解説
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これは木目銅(もくめがね)で作られた花器(かき・花をかざる器)です。木目銅は金属の板に木目のような模様を作りだす技法で、江戸時代に考え出されたと言われています。
しかし違う種類の金属を高温で接合するなど、難しい技術が必要なため後世に引き継がれませんでした。昭和になって秋田市の進藤鐵治が研究を重ね、木目銅の技術を復興し、この花器を作りました。
木目銅を発明したのは秋田藩主3代佐竹義処(さたけよしすみ・1637年~1703年)に仕えた、鐔を作る職人正阿弥伝兵衛(しょうあみでんべえ ・1657年~1727年)だといわれています。