梵字川の由来(ぼんじがわのゆらい)

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番号 6792 種別 伝説

  大分類 中分類 小分類 番号
日本伝説名彙 水の部 湯・池・川・渡 - -
日本伝説大系 自然説明伝説 水 - -
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日本昔話大成 - - - -
日本昔話通観 - - - -
世間話 - - - -
AT分類 -

執筆者名 黒澤 三郎 翻刻 編者名 -
書名・誌名 徳政夜話 翻刻書
書名(全集名等) - 巻・号 巻の1
発行所 大曲市立大曲図書館
発行年月日 平成14年9月 発行年(西暦) 2002年
所蔵先 大曲市立大曲図書館
開始頁 5 終了頁 6
文体 文語体
冒頭文 戸嶋川を防城川といへる其のわけを知らす
結末文 是信説なるべし

あらすじ 戸嶋川は梵字川または坊城川という。川上の岩見三内の奥の、一丈あまりの岩の後ろに梵字がある。誰が書いたかわからず、人間の仕業とも思えない。また、いつのころか、水上に梵字が浮かんで流れたことから名付けられたともいう。坊城川というのは、戸嶋川が戸嶋の城を巡って流れる要害の川だからである。戸嶋の城主は戸嶋玄蕃といった。湯沢と戦となった折に、留守を羽川主膳に攻められ、戸嶋城は落城することとなった。玄蕃は浪人となって行方は知れない。その子孫は各地に散らばっているようである。羽川主膳はそののち畠山友庭によって滅ぼされた。私(徳政)が文化十年四月に野遊びした折、和田村の側の黒沼村で、ある兄弟から梵字川の由来を聞いた。梵字川は黒沼村の中を流れる小川のことで、戸嶋川のことではない。昔、この小川の側に六部が庵室を結んで久しく住んでいた。秋になると鮭がおびただしく上ってきて、水を汲むたびに汲み上げられる。六部が気の毒に思い、梵字を書いて小川に埋めたところ、この川下までは上るが、ここには一尾も上らなくなった。そこで梵字川と呼ぶようになったという。これは信じられる説であろう。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) -
地域(現地名) 秋田市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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