よしかえらぬの沼(よしかえらぬのぬま)

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番号 6284 種別 昔話

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執筆者名 - 編者名 -
書名・誌名 琴丘の民話
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 琴丘町教育委員会
発行年月日 昭和49年12月3日 発行年(西暦) 1974年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 206 終了頁 210
文体 通行体
冒頭文 むかし、むかし、あるところに、二人の兄弟がおりました。
結末文 と、言って、動かなかったと。

あらすじ 二人の兄弟がいた。親たちは、兄から飯を貰って食うことはできないと心配したあげく、ある時二人を呼んで「旅に出て、先に金を良く持ってきた方にこのかまどを渡す」と言い、10両ずつくれた。その夜、兄は、「よしかえらぬの沼へ、この手紙を持っていけ」という夢を見た。次の夜も、その次の夜も見ましたが、三日目の朝、枕元に本物の手紙が置かれてあった。兄弟は旅に出た。途中、髪を被った女に出会い、「よしかえらぬの沼に連れて行って」と頼むと、「んばれ」と言った。ずっと行くと門があり、奥へ入っていくと、綺麗な池や庭があり、頭の長いのや、腹の脹れたのや、風変わりな人達がいた。頭の長いのが、「何しに来た」と尋ねると、兄は「夢のお告げで、この手紙を届けれと言われて持って来た」「そうか。ではゆっくり休んでいけ」といい、三日休ませて貰ったが、家に帰りたいと言った。「では、このうちから、どれでも好きなものを持って行け」「では、このえべこづちを貰っていく」と言って、たった一つだけ貰った。「これで望み通りのものを叩き出せ」と教えてくれた。兄が門の所へ戻ると、また髪を被った女が居て、「んばれ」と言ってくれた。家に戻ってみれば、弟が一足先に金を持ってきていたので、親たちは兄のことは問題にしなかった。叔父は仕方なしに、「山の一つもくれてやれ」と、意見を言ったから、小さな山をひとつくれた。兄は貰った山へ行って「じがだなれ」と、えべこづちを振ると、立派な屋敷ができた。「米百俵積んだ倉になれ」「大きな家建たれ」と言って振ると、その通りになった。叔父を呼んで来てもらうと、びっくりして親たちに知らせ、親たちも行って見て驚いた。おやじは家の横座にでんと座り動かなかった。
追記 話者は、天瀬川 小玉サエノ
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) -
地域(現地名) 三種町
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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