薄金の兜(はくぎんのかぶと)

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番号 6032 種別 伝説

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執筆者名 長山幹丸 編者名 -
書名・誌名 秋田の伝説
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 秋田県仙郡北協和村上淀川  蓮西寺
発行年月日 昭和40年2月25日 発行年(西暦) 1965年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 167 終了頁 169
文体 通行体
冒頭文 金沢中野に八兵衛という老人がおった。
結末文 石弓とは、はっきりしないが石をなわで結んだもので、繩の尾をひいてとんでくるものである。

あらすじ 金沢中野の八兵衛という老人が、付近の山で山芋を掘っていると鍬先が音をたてたので、引き出してみると、兜の鉢だった。さらに鍬を入れると、一寸八分程の紫銅作りの御仏様が出て来た。八兵衛は、御仏様を東本願寺派の末寺である桂徳寺に納めた。住職が調べると「無量寿仏」であったとか。ある年津軽の家士が八兵衛の家に来て、兜の鉢の火桶を見て、譲ってくれと言い、老婆が拒んだが、熱心に頼むので譲ることにした。津軽の殿様が、江戸の明珍家に鑑定させたところ、世に薄金の兜といわれ、後三年の役に伴次郎助兼が用いたが、敵の石弓に当たった時失ったと聞いていると話し、鉢を拝してめでたいといったという。一説には宝暦の半ば、陸奥の古鉄買いが金沢の里の畑から出たという兜の鉢を買って、鉄工に売り、津軽の家士進藤友之亟が買って帰った。大江戸の大家にほめられ友之亟は、「不中兜」(あたらずのかぶと)と名をつけて宝蔵に秘めおかせたという。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) 金沢町
地域(現地名) 横手市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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