お伊勢参り(おいせまいり)

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番号 5635 種別 世間話

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執筆者名 - 編者名 西仙北町
書名・誌名 町の昔をたずねて
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 西仙北町
発行年月日 昭和53年2月 発行年(西暦) 1978年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 130 終了頁 130
文体 通行体
冒頭文 昭和の頃というと心像の市道で、白岩焼の陶祖松本運七が相馬から来て瀬戸物焼を始め、やがて白岩で「白岩焼」を焼き出した時代で、
結末文 博打に夢中だった親爺共もこのさまを見ては、さすがに「なんと因果な息子たちよ」と泣くばかりであったということである。

あらすじ 明和の頃というと心像の市道で、白岩焼の陶祖松本運七が相馬から来て瀬戸物焼を始め、やがて白岩で「白岩焼」を焼き出した時代で、約二百年も昔のことである。その頃刈和野を「刈場野」(かりばの)といった。その刈場野に亀治郎と彦松という二人の百姓がいて二人連で伊勢参りをすることになった。二人とものんきで大酒呑で博打好きだった。すぐ出かけたが、山形で博打、けんか、殺人などの話が聞こえてきた。両家の息子は鳶が鷹を生んだような、孝行息子で、不始末の責任をとりに出かけた。しばらく後で、旅がらすの風体に変り果てた親たち二人だけが「もっきり」でもかけたのかニコニコして帰ってきた。二人の女房は喜ぶものの、息子のことを聞いてから語った。亀治郎はもうけたが、彦松は丸裸にされた。亀治郎は場の大金を腹巻に押し込むと彦松は道中ざしの刀を抜いて追いかけた。逃れる狂言だった。それから探すこと5年過ぎた冬、戒名を相談していると、ある日息子たち二人は、せめて菩提をと黒染の衣に鈴振り鳴らし「南無遁生(なむとんしょう)菩提(ぼだい)」と我が家の門口に現れた。その日も酒と博打の親父共も泣くばかりであったという。   
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) -
地域(現地名) 大仙市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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