寺村の旦那(てらむらのだんな)

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番号 5634 種別 伝説

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執筆者名 - 編者名 西仙北町
書名・誌名 町の昔をたずねて
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 西仙北町
発行年月日 昭和53年2月 発行年(西暦) 1978年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 129 終了頁 129
文体 通行体
冒頭文 「寺村の旦那」(てらむらのだんな)と言えば大沢郷なら誰も知らない人がない程有名である。
結末文 御厚意で、過去帳での同家最古の仏は、天和二戍年三月廿五日とわかり、約三百年以前ということが明らかになった。

あらすじ ここは当時矢嶋藩領であったので、藩の「回者(まわしもの)」であったともいわれる。一時は隣村の「かやが沢」まで、他人の土地を踏まずに歩けるほどの大地主であった。雪でも雨でも、笠や被りものをとって通ったという。屋形門を構えお宮のようで、旦那は佐藤治郎兵衛といった。藪台山谷地のことで口論になり、北野目の5、6人が沼のそばで取り囲んだが、旦那は身をかわし、3人は沼の中4,5間も遠く投げこまれたという。また9尺柄の槍の穂先に3斗入れの米袋を突き刺し自由に持ち上げた。だが世の移りで、まず家の曲がりを強首の乙越の多兵衛の家に売った。大洪水の時筏に組んで乙越まで運んだ。大正3年の地震で残りの家も潰れた。近くの金剛寺は菩提寺であり、今はその跡に杉と松の老木が遺り、型変りの五重塔が立っている。北野目の満勝寺の佐々木師のご好意で、過去帳で同家最古の仏は、天和二戍年三月廿五日とわかり、約三百年以前と明らかになった。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) 大沢郷
地域(現地名) 大仙市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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