泣き沢の沼(なきざわのぬま)

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番号 5624 種別 伝説

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日本伝説名彙 水の部 堰・淵・滝・水穴 - -
日本伝説大系 自然説明伝説 水 - -
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世間話 - - - -
AT分類 -

執筆者名 - 編者名 西仙北町
書名・誌名 町の昔をたずねて
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 西仙北町
発行年月日 昭和53年2月 発行年(西暦) 1978年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 67 終了頁 67
文体 通行体
冒頭文 今は昔、松前(北海道)餌刺(えさし)での事であるが、若い男女の二人が、蜜のように甘い恋仲となった。
結末文 足音を恐れてスイスイ、逃げて行くが、それがみんな寄り添って泳いで行くので、なんだかそれが目についてならなかった。

あらすじ 昔、松前(北海道)餌刺(えさし)の若い男女が、ある秋雨の闇夜にやっと会った。大波の怒涛にころげ落ち、死体は上がらず、3日目にみすぼらしい老人が「恋の道にも追分あらば こんな迷いはせまいもの」と唄い、それが数日続いて消えた。この調子が「松前追分」のもと歌だと伝えている。さて土川の大野に「泣き沢の沼」がある。昔ここに栄えた大尽の家に一人の可愛い召使いがいた。年は16、すみれの蕾、とりわけ大尽の一人息子がとりすがった。ところが娘は同じ年で下男奉公の男の子が好きで、ある日の夕方手を取り合っているところを息子に見つけられた。泣き叫ぶ二人を一緒に簣(もっこ)でぐるぐる巻きにして、重り石を縛りつけ沼に沈めた。やがて泡が静まり、その夜中から毎夜のように男女の泣き声が聞こえた。幾百年過ぎて、お盆の頃泣き声が聞こえるとて沼の水を飲まなかった。今訪ねると沼には水草が繁り、この水を引いた数枚の沢田が近くにあった。近寄ると「めだか」がいて、足音でスイスイ逃げるが、みんな寄り添って泳いで行くのが目についてならない。 
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) -
地域(現地名) 大仙市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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