浮木明神切りの鋸(うききのみょうじんきりのだいぎり)

詳細情報

番号 5622 種別 伝説

  大分類 中分類 小分類 番号
日本伝説名彙 木の部 木 - -
日本伝説大系 自然説明伝説 木 - -
日本昔話名彙 - - - -
日本昔話大成 - - - -
日本昔話通観 - - - -
世間話 - - - -
AT分類 -

執筆者名 - 編者名 西仙北町
書名・誌名 町の昔をたずねて
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 西仙北町
発行年月日 昭和53年2月 発行年(西暦) 1978年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 50 終了頁 50
文体 通行体
冒頭文 神秘の湖、と歌われた田沢湖も昭和十五年二月、東北振興生保内発電所が、玉川を注ぎ込みそれを落下させて発電に利用されるように
結末文 切らせた柴田はもとより、人夫達に至るまで、次々と死に絶えたので、人々は深く怖れて、まつったものと伝えている。

あらすじ 田沢湖は昭和15年発電所開設以来、神秘な姿を見せなくなった。ありし日は水面下67尺に、灰色の大木が、根元を湖底に隠し、見えるところは大蛇のようにヨズヨズとゆらいでいた。今から百年程前、角館町山根町の足軽柴田正三郎という武士が浮木明神は香木なので、人夫数人雇って切るにかかった。鋸を引くたびにひき口から真っ赤な血が吹き出た。とにかく陸に逃げたものの、程なく柴田は病気になり間もなく家は絶えた。人夫達も次々と病気になった。たたりというので、土川の天野家の祈祷場「孔雀山、青龍寺」が頼まれた。その時神前に捧げて赦免の祈祷をしたという。その鋸が今に、天野家に遺ってい
る。「元木明神(中川村黒森集落)」に昔桂の大木があり「仏体になりたい」と夜な夜な光を放ち夢枕に立つので、村人はそれと、院内、蓮池、小沼の三観音像を刻んだ。そのたくさんの余木が夜風に飛び立って田沢湖の上空にあらわれ、2、3遍廻ったかと思うと、まん中に水煙をあげて落ちた。それから七日七夜、落ち着いた所は今の浮木明神の祠のある湖岸であった。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) 土川
地域(現地名) 大仙市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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