かえる石(かえるいし)

詳細情報

番号 5617 種別 伝説

  大分類 中分類 小分類 番号
日本伝説名彙 石・岩の部 石・岩 - -
日本伝説大系 自然説明伝説 石 - -
日本昔話名彙 - - - -
日本昔話大成 - - - -
日本昔話通観 - - - -
世間話 - - - -
AT分類 -

執筆者名 - 編者名 西仙北町
書名・誌名 町の昔をたずねて
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 西仙北町
発行年月日 昭和53年2月 発行年(西暦) 1978年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 41 終了頁 41
文体 通行体
冒頭文 神秘的なこと、奇蹟的なことなど論ずるのではないが、私達の日常生活の中でこれを求めたり、待ちこがれたりすることが無いとは
結末文 私の行った時には、目のわるい人が、水でも供えたのか、新しい茶飲茶碗が一つ、立石の上にあがっているのを見た。

あらすじ 明治時代の末期44、5年の頃で、杉沢鉱山(土川小杉山)は大曲の小西伝助によって盛んに掘られ、折からの好景気に乗り、毎日鉱石が数台の荷馬車で神宮寺駅に運び出された時のことである。わけても荷馬車の人は、俗に「馬車曳」といわれて荒かった。この中の一人の馬車曳が「つぼ石(庭石)を自分の家(神宮寺らしい)に運んで行った。その庭石は、杉沢集落の鎮守、薬師神社の鳥居の内側の大きな自然石である。高さは110cm、巾、厚さとも70cm、下太りの石で全体に緑色の苔をつけた、みごとな石で誰も動かせなかった。村人達は皆考えあぐんだ末、一案を思いついた別当は、朝、空馬車が長々と続き、その上でゆっくりしている馬車曳たちに呼びかけた。道端の小藪の陰から声高に叫んだ。「誰か、薬師様の立石を持って行ったものがある、あの石を持って行った者は、たたられて、盲になり、病気で死んでしまう」しかしその時は何の反響もなかったが、数日後に、その石は戻っていた。それから50余年ずっとすわっている。誰かが「かえる石」とあがめ出稼者の家族でお参りがあるらしい。又、眼の悪い人が、水でも供えたのか、新しい茶飲茶碗が立石にあがっていた。           
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) 土川
地域(現地名) 大仙市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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