狐と狢(きつねとむじな)

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番号 5612 種別 世間話

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執筆者名 - 編者名 西仙北町
書名・誌名 町の昔をたずねて
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 西仙北町
発行年月日 昭和53年2月 発行年(西暦) 1978年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 29 終了頁 29
文体 通行体
冒頭文 狐と狢も、河童と同じに、よく我々人間社会とは、古くからのなじみである。
結末文 山一ぱいにこだまさせて、朗々とはり上げるが、おしまいの方は、モニャモニャとなって消えるものだと聞いた。

あらすじ 数十年前のこと、信頼できる人から直接聞いた話である。大曲の勤務先から先代の法要で心像の家に帰り、法要後の九時頃、大曲に帰ることになった。供物の油揚げやねりものなど重箱2つに詰めて、月を見て出かけた。小杉山を過ぎ今県の種畜場のある、あの高原に出ようとすると、道路のまん中に大きな水溜りがあり、右脇の藪を廻って出ようとした。ところがおかしい、なんとしても元の道路に出られない。2,3回繰り返して、油揚げのせいで狐にだまされたと気付いた。それではと、魔ものは火を恐れるので、煙草を吸い朝を待つことにした。そこに腰をおろし、2,3ぷく吸ったな-と思った頃、向こうの丘に朝草刈の若者が来ていたという。かれこれ5時間以上いたことになる。不思議に3、40分位にしか思わなかったという。次は「狢」のはなし、狢はよくものまねをするそうだ。秋雨が降りそうな夕方、すぐ家の近くの山で「木羽(こっぱ)わり」をしていると、すぐ近くで同じ音がする。これはおかしいと思いそのまま聞いていると、鋸びきの音から木を倒す音、なんとしてもほんものとしか思われなかったそうだ。又別の人の話では、歌を唄うのを聞いたが、唄いだしは山一ぱいにこだまさせて、朗々とはり上げるが、おしまいの方は、モニャモニャとなって消えるものだと聞いた。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) -
地域(現地名) 大仙市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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