五輪さま(ごりんさま)

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番号 5609 種別 伝説

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日本伝説名彙 祠堂の部 薬師・観音・不動(仁王・毘沙門・大師・権現・閻魔・如来・仏堂・鐘・弁天・稲荷・大明神・神社・宮) - -
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AT分類 -

執筆者名 - 編者名 西仙北町
書名・誌名 町の昔をたずねて
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 西仙北町
発行年月日 昭和53年2月 発行年(西暦) 1978年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 13 終了頁 13
文体 通行体
冒頭文 大沢郷の椒沢に五輪さまという堂がある。
結末文 一同あわてて拾い上げ洗い清めたが、たちどころに大雷雨となって、雨乞も何もいらなくなったことがあると伝えている。

あらすじ 大沢郷の椒沢(はじかみざわ)に五輪様という堂がある。別当は佐藤弥治左衛門家である。旧藩の頃、由利亀田藩の使者で系右衛門が秋田藩へ急ぎの飛脚(はや)に立つことになった。さて系右衛門は真夜中になり大沢郷月山森の下、大沢川にかけた橋の袂にさしかかると橋の上に、女の姿で髪をけずっている様なものが見えた。武士の面目で一刀のもと斬りつけると、影はすうっと側のしょびこ沼に消えてしまった。大役を果たし、後で見ると、五輪塔が崩れて、刀きずがついて血の色が出ていた。この話を伝え聞いた村人が椒沢の今の所に祭ったのである。その数年後、名僧、赤田の閑居様、是山和尚が、田代野の鎌田弥四郎宅に一宿、円行寺村へ赴く途中、馬上でこの塔の前を過ぎ、「この五輪は誠に霊験あらたかなり、本地は阿弥陀如来にて、旱魃に雨乞すれば、必ず降らせる」と教えてくれたので、村人は更に堂を建てて祭った。この時五輪様は、大きな青大将に化身して、和尚を迎え、馬上の和尚の胸のあたりまで鎌首を立ちあげると、和尚は、「青、大きくなったな」と、その頭を撫でてくれたと伝えている。以来大雷神としてあがめ、川に沈めて雨乞をしたことが度々であった。数年前雨乞で集った若者の一人が、あやまって五輪の中の丸い一つを山から落とし、ころげて下の下水に落ち込んだ。あわてて拾い上げ洗い清めると、すぐ大雷雨になり、雨乞いも何もいらなくなったことがあると伝えている。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) -
地域(現地名) 大仙市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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