| あらすじ |
昔正月2日の夜、良い初夢を見ると和歌を枕の下にいれて寝た。
あるお寺に、チリン、ホコリン、モッコウソウという小僧が3人居た。和尚さんに、2日の夜に枕の下に和歌を入れ、見た夢を誰にも教えないといい事がある、と教わり3人とも寝た。
翌日和尚さんが確認すると3人とも夢を見たというので、和尚さんは順番によびつけ夢の内容を聞き出した。しかし3人目のモッコウソウはなんとしても夢を教えない。モッコウソウは夢を教えず、川に流されてしまった。
モッコウソウは鬼ヶ島に流れ着き、鬼に夢を教えなかったから流された、と言う。鬼達もモッコウソウの夢に興味を持ち、自分たちの宝物と交換にその夢を教えてくれ、と頼む。刺した者を殺してしまう銀の針と死んだ者を生き返らせる金の針、一瞬で千里走る車と一瞬で二千里走る車、この宝物を交換しようというがモッコウソウは了解しない。しかしその宝物が本物か気になる、と言い針の効き目を見た後、金の針を持ったあと二千里走る車に乗って逃げ出した。
車は人だかりがある、大きい屋敷の前で止まった。どうしたのか聞いてみると朝日長者のお姫さまがなくなったので皆で弔っている、という。門の前に立て札があり、姫を生き返らせた者には金を好きなだけやる、と書いておりモッコウソウは鬼の宝物の金の針を使いお姫さまを生き返らせた。隣の夕日長者のお姫さまも病気になっていたので、金の針で元気にしてやると、お姫さまの婿になってくれ、と言われる。朝日長者も婿に欲しい、と言い出した。そこでモッコウソウは「朝日長者に1ヶ月、夕日長者に1ヶ月」と代わる代わる居る事にした。
モッコウソウは初夢の通りになった。
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