| あらすじ |
昔、鵺という名のマタギがいた。あるとき娘が窓に現れる子蛇が尻尾を振るたびに笑うので、鉄砲で蛇を撃ち、家の前の小川に投げ捨てた。春先、その小川に見たこともない小魚が泳いでおり、鵺は先祖伝来のまじないをすると、小魚はみんな小蛇に化けた。またある日、鵺が山で泊まったとき、大きな木から光りが射し、1人の女が糸車で糸を紡いでいた。山の中だ、狐か狸だと、銃で撃ったが女は笑うだけ。呆れた鵺は家に帰り、親父に相談すると、五月の節句の蓬と菖蒲でくるんだ弾、それでダメなら黄金の弾を使え、と教わる。鵺が山に行くとやはり女が糸車を回し笑っている。蓬と菖蒲にくるんだ弾を撃つが女に変化はない。そこで黄金の弾で撃つと、女は悲鳴を上げ、消えてしまった。夜明け血を辿り岩窟に入ると、老猿が倒れており、その猿の皮を殿様に献上し「鵺」という名を殿様から頂いた。また夜夢枕に山の神様が現れ、山の大樹に毒蛇が住んでいる、退治するのに協力してくれ、と頼まれ、言われた大樹のそばに潜んでいた。雷がなると大樹から大蛇が表れた。鵺は大蛇に銃を撃ったが、大蛇は暴れ回り鵺を襲ってきた。家まで逃げたが、大蛇は追ってきた。黄金の弾を銃に込めた鵺は大蛇ののど笛から頭までを貫き、やっと退治した。 |