| あらすじ |
ある村に三太と三平という2人の仲の良い若者がいた。ただし2人の生き方はまるっきり正反対で、三太は無類のヨクタカレで働き者、毎日1回お宮参りをしていた。しかしこのお宮参りは欲から出た物で「自分にもっとお金を授けて欲しい」と拝むのだった。三平は毎日ブラブラし、仕事もせず毎日寝ていた。
ある日、三太が拝んでいると神様がワラ苞を渡し、三平に渡してくれと頼まれた。三平に持って行く途中三太は中身が気になり、ワラ苞を開けて見た。すると中から腐りかけた牛の耳がたくさん出て来た。三太は寝ていた三平の腹にワラ苞を神様からだ、と放り投げ帰っていった。三平がワラ苞を開けて見ると大判小判がザクザク出て来た。翌日三太が三平の様子を窺いに行くと、大量の大判小判を見せられた。これに怒った三太がお宮に行き、神様に向かって大小言を言った。すると神様が出て来て三太に言い聞かせる。生前三太は鳥であった。この社に備えられたものを食べたり、神様に糞をふっかける、そういったいやしい根性が人間になってもなおらず、今も賽銭をくれと来る。では何故あのカラピヤミに賽銭をやるのか、と三太が聞く。すると三平は昔牛で、この社を作るときずいぶん働いてくれた。今寝ているのはあの時の骨休めで、その苦労をねぎらって賽銭をお礼にやった、と説いて聞かされた。
それから三平は改心し、欲を払いのけ一生懸命はたらいた。三平も神様の慈悲に感激し真面目になったという。
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