| あらすじ |
昔、黒川村の白山権現の境内に「あねこ石」と呼ばれる石があり、日照りのとき洞雲寺裏の淵に沈めれば雨が降ると雨乞いに使われた。
六郷町の石塔村に五郎介という貧乏な百姓がいた。妻のおしげには子供が授からず、石塔大権現に願掛けにいった。一心にお願い結果、夢枕に権現様が立って毎晩歌を唱えたら子どもが授かるァと言っ。目を覚ますと枕元に歌が書かれた紙があり、感謝したおしげはお礼に生石を奉納した。翌年女の子が生まれ、石塔大権現のお授けなので「お石」と名付けられた。7歳のとき母は病気で死んでしまい、お石は16になると黒川の豪農に奉公に出た。そのうち黒川の白山権現のお祭りがきた。みんなのまえで嫌いな男に抱き上げられたら石になる、とお石は宣言し、下男達が、お石の好きな喜代助の着物を嫌っている松助に着せてお石を抱き上げよう、という企みを立てた。当日、松助が喜代助のフリをしお石を抱き上げると、お石は見る間に石になってしまった。主人である五郎三郎は起こったことを手紙西、喜代助に持たせて五郎助に使いを出した。石になった娘を見た五郎助は泣き崩れ、ふびんに思った五郎三郎は喜代助と親子の縁組みを結ばせ、20両を持たせて石塔村に返した。村に帰った2人は貰った金で田畑を買い、仲良くくらして金持ちになった。それからこの石を「あねこ石」と呼ぶようになった。
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