土偶

土偶

土偶

土偶

土偶

受入番号
考収2583
資料名
土偶
法量
高さ25.0cm 幅16.0cm 厚さ11.5cm
出土地
秋田県男鹿市脇本浦田字坂の上出土
材質・技法・形状
土・焼成
資料解説
およそ3,000年前、男鹿半島に住んでいた人たちが使った土人形です。粘土で作り、火で焼いて固くしたもので「土偶(どぐう)」といいます。縄文(じょうもん)時代には表面に縄(なわ)を押し付けたような模様をつけた土器や土偶が作られました。
土偶の目の部分に横線が入っています。これが北極圏で生活している人々が雪原で行動する時に、眩しさを抑えるために使った遮光器(動物の骨などに線状の穴を開けたゴーグル)に似ていることから遮光器土偶(しゃこうきどぐう)と呼ばれています。
体には縄文時代晩期中葉の土器の文様と共通する雲形文が描かれています。首には粘土の紐を貼り付け首飾りを表現しているようです。土偶は縄文人たちのファッションを想像する手がかりになるかも知れません。